琉球藍とは?特徴と育てかたのコツや置き場所も

ガーデニング

皆さんは、琉球藍という植物をご存じですか。

「あぁ。あの南国の染め物に使う植物ね。」と即答されるのは、ハンドメイドで染め物をなさっている方かもしれませんね。

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とはいえ、それ以外のの方は琉球という字がついているので沖縄に関係した植物か?というぐらいで、琉球藍についての情報があまりないのが現状です。

実際にメルカリ、ミンネ、クリーマーなどで琉球藍の苗を販売している私の元に、お客様から栽培や置き場所、肥料まで質問が届きます。

そこで、今回は「琉球藍とは?特徴と育て方のコツや置き場所も」とのタイトルで琉球藍についてご紹介していきます。

栽培のコツを知ることで、案外簡単に楽しむことができますよ。

                                 ☘ こんな方におすすめ

琉球藍について知りたい

琉球藍の育て方について知りたい

琉球藍を楽しみたい

 

琉球藍とは?琉球藍の基本情報

琉球藍を見てみる】

・ 植物名(品種名):リュウキュウアイ

・学名:Stobilantes cusio O.Kuntze

・分類:キツネノマゴ科の低木状の植物

・草丈:高さ50cm~80cm

・花期:まれ。秋~初冬

・耐寒性/耐暑性:

 

琉球藍の特徴

 

キツネノマゴ科の低木状の植物で高さ50cm~80cmになりそれ以上は高くなりません。

畑で2年くらい栽培しても草丈は高くならずにコンパクトに育てることができます。

茎は木質化し太くなります。

放任状態で栽培すると地面に近い枝の節から発根し横に広がっていきます。

琉球藍の葉

琉球藍の葉は、お互いに向きあってつき卵の形をしています。

他にもこんな特徴があります。

✔葉の先端は尖っていて葉は短い葉柄で支えられている。

✔葉の縁はまばらにギザギザ。

✔葉の状態は環境がよければ上向きにピンと立ちます。

✔直射日光を長くあびるとだらんと垂れてきます。

✔葉は揉んで みると独特の香りがあります。

また、琉球藍の葉は徳島県で栽培されているタデ藍の葉よりも大型です。

 

琉球藍の根

琉球藍の根は主根の側から白い細い根毛が密生するように出ています。

琉球藍の根は地中深く伸びることはなく地表から20cmくらいの深さに分布しています。

根は基部の幹の節からも発生し地表に根を伸ばしそのまま根を地中にもぐらせ広がっていきます。

 

写真のように細い白い根が多いので、有機物(堆肥)の多い柔らかい土が適しています。

実際に栽培している地域の土壌をみてみると適度に湿りけのある地形が栽培に適しています。

琉球藍の茎

琉球藍の茎は葉が向きあってついています。上部の茎は緑色をして柔らかく下部に

行くにつれ堅くなります。

 

琉球藍は茎の節の部分から発根し節の部分は特に発根しやすい所です。 

ある程度堅くなった琉球藍の下部の茎の節からは空中に向けての発根も

みられます。

 

地面に近い部分の茎の空中に発根した根はそのまま地面のなかにもぐり込み

そこから新たな株を作り広がっていきます。

琉球藍の花

琉球藍は、同じ藍の仲間のタデ藍とは異なり花は沢山はつけません。

タデ藍は花を咲かせ沢山の種子をつけます。この性質を利用して品種改良がおこなわれ色んな品種が作出されています。

一方、琉球藍は花は咲くことはありますが沢山はつけません。せっかく咲いた花も種子をつけるのが難しいです。種子をつけたにしても発芽はしません。

上の画像は、庭で咲いた花です。白い色をしていますが種をつけずに落ちてしまいました。

なので、琉球藍の増やし方は挿し木で増やしていきます。

 

 

ここでは琉球藍の特徴として葉・根・茎・花をご紹介しましたが、何より琉球藍の深緑色のカラーは見ているだけでも癒されます。

また、そんな魅力的な琉球藍は栽培してみると分かるのですが、虫害や病害が見られません。つまり、とても育てやすいのです。

 

そこで、次は育て方のコツや置き場所についてご紹介していきます。

琉球藍の育て方

上の画像は琉球藍が栽培されている沖縄県の北部地区の典型的な地形です。 

山岳や深い森が多くこのような谷合いの場所が琉球藍の畑になっています。琉球藍栽培農家さんは、直射日光に弱いという性質をよく知っているので日陰になる場所に畑をこしらえているのです。

このことは、ベランダや庭で琉球藍を育てる上で一番大切なポイントになります。

それでは、琉球藍の最適な栽培場所や管理方法を1つづつご紹介します。

琉球藍の日当たりや置き場所

樹の下の琉球藍

半日陰。直射日光が長時間当たる場所ではなければ、琉球藍の栽培は庭やベランダでも楽しむことができます。

そのうえ、狭い鉢やプランターで育てると藍含量の多い葉を収穫することができます。

庭に植える場合は木の下がいいですし、プランターや鉢植えの場合は午前中は日が当たり午後から日陰になる場所を選ぶといいでしょう。

日陰がが確保できない環境の方は、寒冷紗(日よけ)を使用し直射日光から守ってあげましょう。

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琉球藍の水やり

土壌も適当な湿度を保っていることが琉球藍の栽培に大切な要素です。夏場は朝夕2回たっぷりと水やりを行うのがいいでしょう。

夏場は、水やりが少ないと葉がしおれたり更に水やりを怠ると枯れてしまいます。

葉の上からシャワー状に優しく散水するようにして土をたっぷりと湿らせるようにするのがいいです、

冬の時期は土が乾いてからみずやりする程度で十分です。

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琉球藍の用土

 

土壌は赤土の酸性土壌ですが最適です。しかし、アルカリの畑でも育ちます。

琉球藍の栽培には土壌PHはあまり影響しないように思われます。

琉球藍を植える用土で大切なことは、土のホクホク度です。なのでホームセンターで販売されているガーデニング用土でOKです。ただし、良質な堆肥が混合されているかチェックが必要です。

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琉球藍の肥料

 

琉球藍を栽培する専門農家は化学肥料を適時施します。庭やベランダで栽培する琉球藍の場合はホームセンターで販売している「家庭園芸用液肥」使用すると便利です。

ハイポネックスの場合ですと鉢やプランターに小さな苗を植え付けて1ケ月後に1000倍に薄めて施します。

植えつけ後3ケ月くらいに500倍に薄めた液を10日おきに2回施します。

あとは生育に応じて適宜施します。

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琉球藍の冬越し

琉球藍の栽培は、沖縄県から鹿児島県離島、鹿児島県本土まで栽培されています。

多くは温暖な地域なのですが、鹿児島県本土は、冬場は霜もおり1回~2回程度は降雪もあります。ただし雪は根雪にはなりません。

鹿児島県本土での外での琉球藍栽培は楽々越冬します。ですが寒風吹きさらしの場所では株がひどく痛みます。

これまでに販売してきた琉球藍の苗は、北海道、東北、北陸、関東、中部、中国、四国、九州・沖縄などですが、やはり寒い地方の方へは冬は室内に鉢を取りこむとをお勧めしています。

 

 

琉球藍の病気と害虫

病害もありませんし虫の害もほとんどありません。

 

 

琉球藍とは?特徴と育て方のコツや置き場所も!のまとめ

 

 

もともと琉球藍はオーガニック栽培に適した植物です。 

病害もありませんし虫の害もほとんどありません。

また住宅街で殺虫剤や殺菌剤をまくのには抵抗がありますが、琉球藍ですと無農薬有機栽培が簡単に行えるメリットがあります。

 

また、琉球藍の栽培はベランダでも気軽に育てることができます。 

そのうえ収穫した葉で趣味の染め物を楽しむことができるという魅力たっぷりの琉球藍。

ぜひ、あなたも手にいれて育ててみてくださいね。

私も地域の草木染教室で琉球藍染に出会いました。余った琉球藍をいただき庭に植えたのが琉球藍栽培の始まりでした。

徐々に庭で琉球藍が増えてきたので、フリマアプリに出品するようになりました。

 

上の写真は、11月の末に販売用の苗を挿し木しているところです。苗は厳冬期の2月を除けばいつでもできます。今年は1月の室内での挿し木の実験をする予定です。

挿し木に使用している用土は時期や苗のおおきさなどで使い分けています。挿し木用土で注意することは以下の3点です。

1.清潔であること

病原菌や余分な有機物は挿し木苗木の腐敗の原因になります。

2.通気性のいいこと

挿し木苗木の発根は空気が十分に供給される環境にある必要があります。

3.保水性が適度にあること

挿し木苗木の発育には適度の水分が継続的に供給されることも大切です。

以上の条件を満たす挿し木用土として私が使用しているのが次の資材です。

〇赤玉土

〇鹿沼土

〇バ―ミュキュライト

これらの資材を苗の状況、季節の状況などをみて単独または混合して使用しています。

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フリマアプリで販売している琉球藍の商品。

琉球藍挿し木用カット苗

琉球藍挿し木発根小苗セット

琉球藍挿し木発根中苗

琉球藍挿し木発根大苗

 

上記の画像はメルカリで販売した琉球藍挿し木カット苗です。

メルカリに登録して、arty_greeenというアカウントでお求めいただけます。

その際は、私の招待コード(HZCCUR)を是非ご利用ください。P500がゲットできますよ。

 

上の画像は、クリーマーのarty greenというアカウントで販売した琉球藍の大苗です。

クリーマーの私のお店もチェックしていただくと嬉しいです。

 

今回は「琉球藍とは?特徴と育て方のコツや置き場所も」のタイトルでご紹介致しました。

それでは以上になります。最後までご覧頂きありがとうございました。
少しでもこの記事が、お役に立てれば嬉しいです。

 

 

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