鹿沼土で観葉植物(ミニ観葉)の栽培が楽々できる6つのメリットとは?

ミニグリーン ガーデニング

インテリアグリーンとして観葉植物を部屋に置かれる方が増えています。

なかでも、小さな観葉植物をテーブルや机の上に飾るとお部屋のインテリアとしてあるいは癒しのアイテムとしてとても素敵です。

でも、部屋のなかで栽培するとなると虫やカビなどの発生が気になる方が多いようです。

部屋の中で清潔に栽培するには、園芸用土の知識が必要です。長く栽培しても虫やカビの出ない用土がいくつかあります。

その中でおすすめできるのが鹿沼土です。私も観葉植物を長い間鹿沼土を愛用して栽培してきました。

観葉植物の小型のものをミニ観葉植物と呼びます。ただミニ観葉植物といっても特別の分類があるわけではなく苗の状態の小型の株のことを指します。

また,ランの仲間の小型のものもミニ観葉として育てていくのも面白いものです。

 

鹿沼土の使用でミニ観葉植物が楽々栽培できる6つのメリット

鹿沼土をミニ観葉植物の栽培用土として使用すると、以下にあげるメリットが

あります。

1.鹿沼土を利用してミニ観葉植物の根腐れを防ぐ

2.鹿沼土でミニ観葉植物をガラスコップ、コーヒーカップでも栽培できる

3.鹿沼土だけのミニ観葉植物栽培で水やりの手間が省ける

4.鹿沼土の色の変化で水やりの必要な時期を知ることができる

5.鹿沼土のミニ観葉植物栽培では留守にする時の水やりが楽になる

6.ミニ観葉植物を挿し木で増やすのには鹿沼土で良い結果がでる

では、これらのメリットについて詳しく説明していきますね。

鹿沼土を利用してミニ観葉植物の根腐れを防ぐ

ミニ観葉植物とは。

観葉植物は玄関、居間などに飾り室内のインテリアとして安らぎの空間を演出するのにとても大切なアイテムです。

近年、ミニ観葉植物が人気になっています。ダイソーの店先にも色々なミニ観葉植物がおいてあり手軽に買い求めることができます。

ミニ観葉植物

ミニ観葉植物といっても特別の種類があるわけではありません。色々なタイプの観葉植物を苗の状態で育てているのをミニ観葉と呼んでいます。

ミニ観葉植物は小さくて可愛いのでデスク、テーブルの片隅、出窓などにチョコンと置いて楽しむことができます。

ミニ観葉植物

但し、ミニ観葉植物を普通に育てていくと大きめの観葉植物になります。

ミニ観葉植物をこじんまりとしたまま楽しむには、大きくなりすぎた株を切り戻して仕立てなおすことが必要です。

その時に切り戻した枝は、挿し木をしてまた新たにミニ観葉植物を作ることができます。

鹿沼土について。

鹿沼土の中粒

鹿沼土は栃木県鹿沼市で採掘される火山に由来する軽石です。

園芸用土としては、どこでも販売しているのですが普通は他の用土と混ぜて使う方法が一般的です。

鹿沼土は軽石なので、赤玉土ほど柔らかくはなくある程度の硬さがあるのが特徴です。

更に粒のなかに小さな穴が無数にあるのも見逃せません。

ミニ観葉植物の栽培におすすめなのは鹿沼土の中粒です。

鹿沼土の特徴

①水を保つ力が強い(保水性)

鹿沼土は水を吸いやすくそして水を粒のなかに保持する力に優れています。

プラスチックの鉢ですと、置いている場所にもよりますが夏場でも7日から10日くらいに1回の水やりですむことが多いです。

②鉢内に余分の水はためない(排水性)

鹿沼土は軽石ですので、鉢のなかにはたくさんの隙間があります。この隙間を伝わって余分な水分は鉢のなかには滞留しません。

特に調整の良くない園芸用土の場合ですと、土のなかの水分が抜けにくくなり根腐れを起こしてしまいます。

③鉢のなかにたくさんの空気を含む(通気性)

鹿沼土を鉢に入れますと粒どうしの間に隙間ができてその間に空気をたくさん含むことができます。

植物の根の先端部分は成長していくために酸素は必要になります。また根と共生して根の活動を助ける土壌微生物も酸素がなくては活動できません。

鹿沼土は孔隙がたくさんありそのなかにも酸素を含むことができるのでそこからも根の先端に酸素を届けることができます。

鹿沼土の使用でミニ観葉植物の根腐れがなくなる

鹿沼土は、保水性、排水性、通気性の三拍子が揃っていてミニ観葉植物の根の発育には最適だとお話しました。

その他に、鹿沼土は地下から掘り出されてくる軽石ですので土壌病害を起こすような有害な菌もいませんし清潔な用土ですので水分過剰の土に発生する根腐れ病菌も発生しません。

根の周りに適度な水分と空気、そして清潔な環境で根腐れは発生しにくい用土といえます。

鹿沼土でミニ観葉植物をガラスコップ、コーヒーカップでも栽培できる

ミニ観葉植物はデスクやテーブル、出窓などを飾るのに適しています。

普通のポットに植えるのもいいですが使い古したコーヒーポットに植えて飾るとぐっと愛着が湧いてきます。

ガラスコップ、湯飲み、紅茶の空き缶など身の回りのものの活用でグリーンライフの楽しみがまします。

観葉植物を紅茶カップに植える

でも鉢栽培ですとまず底に排水のための穴をあけなければと思案される方も多いと思います。

陶器やガラスの器に穴をあけるのは大変です。

でも、鹿沼土を使えば排水の穴のない容器でも十分にミニ観葉植物を栽培することができます。

 

ミニ観葉植物 瓶

保水性、排水性、通気性と清潔な土で有害な成分を含んでいないので多少容器の底が多湿でも根腐れが発生しないのでミニ観葉植物の栽培ができるのです。

ミニ観葉植物の根が元気に育つもう一つの原因は鹿沼土に細かな穴が開いていて根に酸素を供給していることもあげられます。

鹿沼土だけのミニ観葉植物栽培で水やりの手間が省ける

鹿沼土は水分を保持する力が強いので一度灌水するとしばらくは水やりの必要がありません。

夏場でも10日おきくらいの間隔で十分な場合が多いです。

鹿沼土の色の変化で水やりの必要な時期を知ることができる

鹿沼土の大きな特徴の一つに水分を含むと鮮やかな赤い色にさーっと変わります。

鮮やかな赤い色は水分が抜けるに従って白っぽくなっていきます。

ミニ観葉植物の水分管理はこの色の変化で判断します。

水やりを始めるタイミングは、鉢の表面の鹿沼土が白くなってきた時です。

赤玉土の乾燥状態

鹿沼土のミニ観葉植物栽培では留守にする時の水やりが楽になる

観葉植物に限らず植物の栽培において留守の時の水やりは常に問題になります。

普通の栽培用土ですと水分過多になりますと根腐れをおこします。

鹿沼土単用で植えてあるミニ観葉植物ですと鉢の底穴があるタイプですと鉢皿にたっぷりと水をためていると留守にしても枯らすことはありません。

底穴のない鉢ですと、多めに水をあげて置けば10日程度の留守であれば枯らす心配はありません。

ミニ観葉植物を挿し木で増やすのには鹿沼土で良い結果がでる

ミニ観葉植物に鹿沼土をおすすめするのは酸性の土ということにあります。

植物の根の生育は弱酸性で肥料成分に富んだ園芸用土ですと旺盛しなります。根の生育が旺盛になれば地上部も茎や葉を伸ばし大振りに育ちます。

酸性の土は少し根の発育を緩慢にしますのでミニ観葉植物はコンパクトに作れます。鹿沼土そのものに栄養成分がないので肥料で生育をコントロールすることができます。

それでも大きくなれば枝を剪定してコンパクトにする必要があります。

剪定した枝は鹿沼土で挿し木をすれば新しいミニ観葉植物が作れます。

鹿沼土挿し木

鹿沼土の持つ保水性、排水性、通気性は枝の根の発生にも適しています。

まとめ

鹿沼土単用でミ.ニ観葉植物の管理がとても楽になります。

鹿沼土のもつ特性を活用して水やりの失敗を少なくして根腐れを起こすことが少なくなります。

水やりの適期を知ることができまた、留守の時の水やりの心配もなくなります。

鹿沼土は安く手に入りますのでミニ観葉植物の栽培に使用してみては如何でしょうか。

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